ワンダーボックス(WonderBox)は2020年に創刊された新しい通信教材。
“新しい”って最近始まったって意味だけではなくて、教材の内容そのものが今までになかったものなんです。
みさき
私も創刊を知って以来ずっと気になっていました!
みさき家でも、小2息子が受講してみることに♪
今回は実際に受講してみて分かった、ワンダーボックスについての感想をまとめたいと思います。
クリックできる目次
ワンダーボックスはこれまでにない新しい通信教材
ワンダーボックスってどんなところが新しいの?
子育て中のママ
みさき
学校の学習とは全く違った内容で、紙とタブレットのハイブリッドで学んでいく教材なんです♪
まずは、ワンダーボックスという通信教材について詳細を見てみましょう!
ワンダーボックスの教材内容
ワンダーボックスの一番の特徴は、思考力と創造性が育つSTEAM教育ができる通信教材というところ。
漢字や計算など、学校の学習内容は一切扱いません。
- 感じる
- 考える
- つくりだす
自分で手を動かして、考えて答えを導き出す。
楽しく、学ぶ意欲を育ててくれるのがワンダーボックスです。
教材はアナログとデジタルのハイブリッド。
次の4種類のものを単体で使ったり、組み合わせたりして学んでいきます。
- ワークブック
- トイ
- ペーパーコンテンツ
- アプリ
ワークブック・トイ・ペーパーコンテンツの3つはキットと呼ばれ、毎月自宅に配送。
アプリは、自宅で用意したタブレットに専用アプリをダウンロードして使用します。
ワンダーボックスの教材レビュー
ワンダーボックスの4教材について一つ一つ詳しくご紹介します。
みさき
子どもたちが実際に使っている様子を見てわかったこともお話していきますね。
ワークブック
ワンダーボックスから毎月1冊のワークブックが届きます。
解説等がなく、直感的にわかる問題なのが印象的。
最初は基本的なものから始まって、ルールを理解します。
息子
迷路好き!楽しい!
問題のレベルが徐々に上がっていき、最終的には自分で問題を作ってしまうんです!
みさき
しかも、作っただけでは終わらないのがポイント!
自分で作った問題は、撮影してワンダーボックスのアプリからハテニャンに送れるんです。
アプリの操作も間隔でわかる設計なので、私が気が付いた時にはもう、子どもが自分でやっていました(笑)
息子
提出して終わりじゃなくて、ハテニャンからお返事も来るんだよ!
みさき
こういう仕掛けは子どもも喜びますよね♪
- 思考力を育む問題が出題される
- アプリで提出でき、ハテニャンからお返事がくる
トイ
毎月トイと呼ばれる、教材が届きます。
小学生1~2年生向けの4月号は「ギアギアワールド」でした。
トイ用の冊子もついてきます。
さっそく箱を開けてみると…
息子
ギアがいっぱい入ってる!
どうやって遊ぶのか楽しみ♪
みさき
木製だし、思っていたよりもずっとしっかりしていて驚きました。
まずは、冊子を見ながら実際に手を動かし。実験していきます。
クイズに挑戦しながら、試行錯誤して思考力を高めていけます。
そして、このギアギアワールドは、ほかにも使い方があるのが面白いところ。
今回は模様のお絵かきもできました!
さらに、これだけで終わらず、トイも「キットラボ」というアプリを使って課題に挑戦したり、作品を発表できたりするんです。
みさき
ここでも他の受講者の作品が見られるから、自分も!と子どものやる気が引き出されます。
- 実物・ガイド(冊子)・アプリを使って思考力を育める
- 実際に手を動かし、トライ&エラーを繰り替えることで物事の本質が学べる
- 他の受講者の存在を感じながら、向上心を持って取り組める
ペーパーコンテンツ
続いて、ペーパーコンテンツを詳しく見ていきましょう。
2021年度4月号のペーパーコンテンツはカードトラベラー「わくわくのもり」。
表と裏で2種類の遊びができるようになっており、カードを収納するケースも付いてきました。
子どもたちが気に入ったのは、フルーツクエストという遊び。
兄妹でカードを置いてフルーツでできた真四角を探していきます。
みさき
兄妹の楽しむ賑やかな声が聞こえて、とても嬉しかったです。
カードゲームのような遊びながら頭を使って楽しめるコンテンツは、他の人とのコミュニケーションも知らず知らずのうちに身に付きまよね。
ぜひ、普段から家庭でもやっておきたいことの一つです。
- 楽しく遊びながら頭を使える
- 実際に手を動かし、試行錯誤できる
- 一緒にプレーする人がいるので、コミュニケーション力も育める
\無料でお試しできる/
アプリ
なんと、ワンダーボックスのアプリは…
11種類もあるんです!!
息子
たくさんあるから毎日楽しいよ!
みさき
私は、把握しきれてないです💦
しかも、11種類のアプリの中に、さらにいろんなコンテンツが入っているんです。
例えば、シンクシンク+(プラス)の中には、下の動画のようにズラッとゲームが並びます。
息子
毎日好きなものが選べるから嬉しい!
以下の2点は別記事にてご紹介します。
- シンクシンク+とシンクシンクとの違い
- アプリでできることの詳細
アプリの種類は大まかに分けると次の2つ。
- アプリ単独で使うもの
- キットやワークと併用するもの
アプリ単独で使うもののうち、本記事では「テクロン」と「対戦ボードゲーム」いうアプリを紹介させてください。
※アプリのラインナップや内容は予告なく変わることがあります
まずは、テクロンから。
みさき
このテクロンが子どもたち1番のお気に入りのアプリなんです!
その名の通り、研究と実験を重ねていくアプリなのですが、
テクロンの何が楽しいって、それはやりこみ型アプリであるところ。
例えば、4月号のテクロンのテーマは「熱」。
氷は熱源に近づけると解けますよね?
アプリの中で氷と熱源を使って大実験ができちゃうんです。
「実験」をして原理を学んだあと、自分で自由にエリアを組み立ててポイントを競います。
青い土管から氷の玉が、黄色の土管から毛糸玉が落ちてきます。
熱源は4つまで設置可能。
鉄の棒も3種類の長さのものが使えて、熱源の近くに置くと温まり、棒の上を転がる氷の玉を溶かせます。
氷の玉を1つ溶かすと5ポイントで、60秒間に何ポイントゲットできるか。
たくさん溶かすには何をどこに配置したらいい?
いまより 記録を伸ばすにはどこを変える?
何度もトライ&エラーを重ねて、記録を更新できた時の喜びようはすごいものがありました。
息子
新記録できた時、すっごく嬉しいんだ!
続いて、「対戦ボードゲーム」についてお話していきます。
普段はコンピューター相手にボードゲームを楽しめます。
ボードゲームの内容も毎月更新されるので、毎月新鮮な気持ちで取り組めますよ。
みさき
みさき家、ゲーム機を持っていないので、子どもたちはかなり食いついていました。
さらに、月に3回ほどオンラインイベントが開催されて、他のユーザーと対戦できて順位発表もされるんです!
普段は夕食後のタブレットは禁止だけれど、オンライン大会が開かれる日だけは特別。
みさき家的には、もう少し早い時間に開催される方が嬉しいけど…
学童組のお子さんたちも参加しやすい時間帯だからより参加人数も集まっていいのかな♪
息子
順位出ると、燃えるー!!
次のイベントまでに練習してもっと上を目指したい!
みさき
ちょっとしたことだけど、競争心や・向上心も育めると感じました。
- 直感で操作方法がわかるから、子どもも簡単にできる
- 楽しくて種類が豊富だから飽きない
- やりこみ型で考える力が育める
ワンダーボックスのメリットとデメリット
次に、ワンダーボックスのメリットとデメリットについて考えてみます。
ワンダーボックスのデメリット
今回受講してみて感じた、ワンダーボックスのデメリットは次の5つです。
- 学校で習う基礎科目は学べない
- コンテンツが多くて管理が難しい
- 楽しすぎて、時間を多く使ってしまう
- 過去のアプリはできなくなってしまう
- 他の通信教育に比べて料金が高め
1.学校で習う基礎科目は学べない
ワンダーボックスの最大の特徴でもあるところですが、国語や算数など、学校の学習内容の取扱いが一切ありません。
みさき
学校の学習の補助としての通信教材をお考えの場合は、他の通信教育がおすすめ。
でも、ワンダーラボが開発したThink!Think!を利用した実験で、算数の学力が上がることがわかっているんです。
基礎科目は学べないけれど、ワンダーボックスでは文部科学省が推進するSTEAM教育が受けられます。
知識を詰め込むのではなく、「自分の頭で考える力」「新しいものを生み出す力」を育める。
目には見えないけれど、これからの時代に必ず必要になってくる力を育めるのがワンダーボックスです。
2.コンテンツが多くて管理が難しい
アナログとデジタルそれぞれのコンテンツがあり、単独で使ったり併用したり。
とにかくできることが多いので、大人でもすべて把握するのは難しいと感じました。
みさき
進め方も自由なので、1か月分の教材をどのくらい消化できているのかもわからずでした💦
3.楽しすぎて時間を使いすぎてしまう
楽しく学べるように設計されているだけあって、子どもはハマります。
小学生になると宿題もあるし、習い事も、勉強も。
やらなきゃいけないことがたくさんある中で、ワンダーボックスにハマってしまうと少し危険なところもあるかなと感じました。
どうしても、タブレットを使うコンテンツをやりたがりがちなので、子どもの視力も気になります。
そこで、みさき家では、タイマーを使って時間制限をかけるようにしていました。
みさき
ワンダーボックスのおかげで生活によりメリハリもつきましたよ。
「やるべきことをやってから、やりたいことをする」自制心も育めたと思います。
4.過去のアプリはできなくなってしまう
上記でご紹介した通り、楽しく取り組めてやりこみ型のアプリもあるのですが、教材の月が替わるとコンテンツも一新されます。
息子
えー!あのゲームもうできないの!?
もっとやりたかったなぁ…
2.の「コンテンツが多くて管理が難しい」でお話したように、月内にすべてやりきれないからこそ、もっとやりたかったのに…と感じてしまうんですよね。
そこで、25~5日の間は、保護者メニューから前月号に戻れるようになっています。
しかし、現在の仕様では最新号のアプリのカギを使用した時点で新しい教材に入れ替わり、期限が来たら過去のアプリはできなくなってしまいます。
これには理由があって、
現在、ワンダーボックスの考え方としては、過去教材が溜まってしまって負担になるよりも、デジタルだからこそスピーディに改善される新教材にどんどん取り組んでほしいという思いで、過去教材を残さない仕様にしています。一般に、子どもたちにとっては、「過去残ったもの」よりも「新しく挑戦できるもの」をやる方が、意欲をもって取り組みやすいという側面も考慮しています(そうでない場合もあるかとは存じます)。
ワンダーラボによる情報発信サイトWe Think 2020年9月号より
ワンダーボックスは、基礎科目の学習を行うものではないので、
- お子さんにあったものを
- お子さんのペースで
- 楽しくコツコツと続けること
みさき
この3つが、すべての教材を消化すること以上に大切であると感じました。
他の通信教育に比べて料金が高め
ワンダーボックスと通信教育大手3社と12か月一括払いの場合の料金を比較してみました。
ワンダーボックス | 3,700円 |
チャレンジタッチ1年生 | 3,250円 |
Z会タブレットコース1年生 | 3,315円 |
スマイルゼミ1年生 (標準コース・オプションなし) | 3,278円 |
みさき
確かに、ちょっと高めですね💦
もし、ワンダーボックスを軸に、学校の学習フォローのための通信教材もプラスするなら、リーズナブルな次の2社のどちらかがおすすめ。
ワンダーボックスのメリット
ワンダーボックスのメリットは、デメリットの裏返し。
基礎科目の知識は教えてくれないけれど、
- できた時のうれしさや達成感
- やりこみ型のコンテンツで得た深い思考力
こうした学習に向かう時に必ず必要になってくる力を楽しく育める教材です。
コンテンツがすべて把握できないほどの量かつ毎月入れ替わるので、子どもが飽きることなく続けられます。
何より、わくわくする楽しさがある!!
通信教育の難しいところって、コツコツと続けられるかどうかってところですよね。
みさき
ワンダーボックスなら、楽しいから子どもが進んで取り組みます!
さらに、他の受講者の存在を感じられるので、
- 適度な競争心
- 他の人の作品を見ての気づき
家庭学習ではなかなか難しい心の部分の成長も期待できます。
また、紙教材とデジタル教材を併用することで、それぞれの教材の良いとこどりができるのも大きなメリット。
- 実物を手にして試行錯誤しないとわからないこと
- デジタル教材だとわかりやすいこと
それぞれありますよね。
ワンダーボックスはそのあたりのバランスが良く考えられているなと感じました。
ワンダーボックスがおすすめな子は…
ここまでのお話をまとめた上で、ワンダーボックスがおすすめなお子さんは次のいずれかに該当するお子さんです。
- 好奇心が旺盛な子
- 基礎科目の学習はある程度できている子
- プログラミングに興味がある子
ワンダーボックスは、他の通信教育とは全く別モノ。
とても特徴的な教材となっていますが
- 考える楽しさ、生み出す楽しさを実感できる
- 試行錯誤し、自分の頭で考えられるようになる
以上のことから、柔軟な発想力を持つ賢い子に成長させてくれます。
みさき
考える楽しさを知っている子は、必ず学力も付いてきます。
まずは、虫量の資料請求をしてお子さんの食いつき度を見てみてください。
ワンダーボックスの受講料詳細
ワンダーボックスの料金は下記の通り。
12か月一括払い | 3,700円/月 |
6か月一括払い | 4,000円/月 |
月々払い | 4,200円/月 |
一括払いを使うと少しお得になりますね。
学年が上がっても、料金は変わりません。
兄弟で利用する場合の追加料金は次の通りです。
兄弟の追加 | 一人につき1,850円/月 |
- アプリは同じ端末を使い個人ごとにデータ管理が可能
- キットは1つの箱で届く
- ワークブックは1人一冊
- そのほかの教材は内容により共有または1人ひとつ
]みさき
なるべく費用を抑えて効率よく兄弟で利用できるのは嬉しいですね。
兄弟受講についての詳細は「ワンダーボックスの兄妹受講レビュー」の記事をご覧ください。
実際にみさき家で4か月受講してみて分かったことをまとめています。
おわりに
家庭で取り組む通信教育は孤立しがち。
みさき
通信教育の難しいところは、続けること。
ワンダーボックスならアプリを利用することで他の受講者の存在を感じ取れるため、孤立感なく取り組める。
対戦ゲームやほかの受講者の作品を見ることで刺激を受け、モチベーションの維持がしやすい教材だと感じました。
教材の内容は学校の学習内容とは全く違ったものですが、思考力や集中力、想像力を育めるし、楽しく机に向かう習慣ができます。
こうした力は、学校の学習をする際に大きな力になってくれるので、学力の向上につながると感じました。
2 件のコメント